ハードディスクのクラッシュ

ハードディスクは『ディスク』と言いますが一見四角い箱です。フタも開きません。

ですがその中身は、回転する記録用の磁気円盤・ディスクと振り子のように左右に移動できる読み書きヘッド、それらを動かすモーターと制御基盤と言う構造をしています。

やはり内部ではディスクが回転しているのです。

通常は「データを記録する磁気円盤」から「データを読み書きする役目を持つヘッド」が浮いた状態でデータの読み書きを行います。

ところがこのヘッドと磁気円盤の間隔はほんのごくわずかなもので、タバコの煙の粒子ほどとも言われるほどスキマが少ないものです。その中を信じられないほどの超高速でディスクがまわっているのです。

何らかの原因で磁気円盤がヘッドに接触すると、磁気円盤に塗ってある磁性体を削りとってしまいます。
ちょっとした振動や、目に見えないほどのほこりでも間に詰まってしまうとクラッシュにつながってしまいます。

そうすると修復不能な故障となってしまいます。データも読み出せません。
ハードディスクのクラッシュは強い衝撃やほこり、湿度の異常などが原因として考えられます。
そのほか、長い間電源を入れていない古いハードディスクでも発生するといわれています。


ハードディスクは上記の理由で微細なホコリも入らないように全体を金属製のケースの中に密封されています。
またケースには振動対策も施されています。

特殊な工具さえあれば、簡単に金属製のケースを開けて分解することもできますが、一度分解してしまうと、目に見えない程度でもほこりなどが付着してしまい、組み立てたとしも正常に使用することができなくなってしまいます。

ハードディスクがクラッシュしたら、個人レベルでは修復不能です。
大切なデータはバックアップしておきましょう。


ハードディスクから「カタカタ」と音が聞こえた時は、ハードディスクのクラッシュも疑われます。
その時は、決して分解などせずに専門の業者に見てもらったほうが良いでしょう。



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