ハードディスクの断片化

ハードディスクのクラッシュを避けるためにも、定期的にメンテナンスをしましょう。

ハードディスクを使用していると、しだいに読み書きの速度が遅くなりますが、その原因のひとつとして、ハードディスクの断片化があります。
聞き慣れない人もいるでしょうが、要するにとりあえずデータはしまったけど整理せずに放り込んだ書類棚のようになっているわけです。
ハードディスクを新品の状態から使い始めると、新しいファイルはハードディスク内の未使用領域に書き込まれます。
この場合、書き込まれたデータは連続した状態で、キチンと並んで記録されていきます。
そして、連続した状態で記録されているので、読み取る際も連続して読み取ることができます。

しかし、ハードディスク上のデータは削除することもあります。
ファイルが削除されると、削除されたところだけが、未使用領域の状態に戻されます。
未使用領域ですので、次からは新しいデータをその未使用領域に記録させることができます。

このような状態で、さらにハードディスクに新しいデータを記録させるとします。
新しいファイルはまず、最初の未使用領域に記録されます。
そして、ファイルの容量が大きく、その領域にデータ収まらない場合は次の未使用領域を探してファイルの残りのデータはそちらに記録します。
ファイルを記録し終えるまで、それらの作業を繰り返します。

たとえて言うと、授業中に黒板に書くスペースが無くなったのであっちを消したりこっちを消したりしながら少しずつ書き込んでいくような状態です。
見にくいし理解にも時間がかかりますね。

このように、ハードディスクのひとつのファイルが分割されて保存される現象を断片化と呼びます。
ハードディスクにファイルの記録や削除を繰り返していくうちに、断片化は進行していきます。

ファイルがハードディスク内の別々の場所に記録されているため、連続して記録されている時に比べ、読み取るのに時間がかかるようになります。

データの読み書きそのものも遅くなりますが、あちこちにアクセスするため、ドライブにも負担がかかり、寿命を縮めることになります。
断片化したファイルの整理・デフラグを行いましょう。



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