データ消去ソフトの仕組み

ハードディスクを処分する際はデータ消去ソフトを使いましょう。

データ消去ソフトは削除したつもりでもハードディスク上に残っているファイルやデータを完全に消すためのソフトです。

ところでこのソフト、いったいどういう仕組みでデータを消去するのでしょうか?

削除したデータが復活するワケ。でも書きましたが、データは見た目に削除してもハードディスク上に「消されたことになっているデータ」として残っています。そこに上から何かデータが書き込まれない限りはそのままです。

データ消去ソフトの仕組み
データ消去ソフトはその部分に上から無意味なデータを書き込んでいきます。 “0”ばっかり書き込んでいったり無意味な英数字をランダム(順不同)に上書きしていきます。1回では不十分として3回ほど念入りに上書きしていきます。ソフトによっては99回も上書きするものもあるようです。

Windows2000やXP以降ならデータ消去コマンドとして「cipher」があります。
データ消去ソフトと同じく「cipher」コマンドは未使用領域に“0”を書き込み、さらに“255”を書き込み、最後に乱数を書き込んで行きます。

「cipher」は無料で使えますが、コマンドラインから直接入力するため、慣れない人にはそのためだけにいろいろ覚えるのには敷居が高い様に感じます。
またOS付属のものなのでOSまで完全に消しきれなかったり、データが完全に削除できたか確認する方法が無く、セキュリティ面ではやや不安が残ります。
やはり安価なものでいいので市販のデータ消去ソフトを利用した方が良さそうです。



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