削除したデータが復活するワケ。

大事なデータをまちがって削除してしまった!
ゴミ箱も空にしてしまった!
でも消してはいけないデータだった!

なんてことは誰でも一度は経験があるのではないでしょうか?
しかしデータ復旧ソフトの利用などで早いうちなら消したはずのデータも取り戻せます。削除したデータが復活するワケ。
一体なぜ削除したはずのデータが復元できるのでしょうか?

実はハードディスク内のデータは削除しただけでは消えません。

データを削除しても、実はハードディスク内のデータはそのまま残っているのです。
削除されたデータ、と言う印をつけて、そのデータにアクセス出来ないようにしているだけなのです。

つまり、削除したのは見かけだけ。ハードディスク上から消去されたわけでは無いのです。その部分は上書き可能になっていますが、新たなデータが書き込まれるまで残っています。

削除したデータが復活するワケ。なので上書きされる前の早いうちならデータリカバリーソフトとも呼ばれる復旧ソフトを使うことで復活できます。削除された印を消去するわけです。

もしもの時には安心ですが、この仕組みが困った問題も引き起こしています。
ハードディスクを廃棄する際、データを消去したつもりでいても消えていないので、そのハードディスクが悪意あるものの手に渡ると情報漏洩を起こす可能性があるのです。

データを完全に削除したい時は、削除コマンドやデータ削除ソフトを使いましょう。

削除したデータは取り戻せないもの、と考えて簡単にデータを消さない、バックアップを取るなどを習慣づけて復旧ソフトやリカバリー業者の世話にならないように気をつけましょう。



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