ハードディスクの寿命について

ハードディスクにも寿命があります。機械にはなんでも寿命がありますが、ハードディスクは常に動作しているため、他のパーツに比べて圧倒的に寿命が短くなっています。
ハードディスクに寿命が来ると、ファイルの読み取りエラーを頻繁に起こすようになり、やがてファイルを読むことができなくなってしまいます。
起動用のハードディスクでこういった現象が発生すると、最終的にはＯＳが起動できなくなる可能性があります。
そのため、ファイルの読み取りエラーを起こし始めたハードディスクは寿命と考えて新しいものに交換したほうが良いようです。

早めに交換することによって、ハードディスク内のデータもきちんとコピーすることができます。
本格的にエラーが起きるようになると、必要なデータの読み書きだけでなく、コピーもできなくなってしまう危険性があります。

どの程度の期間で寿命がくるのでしょうか。
それは一概には言えないようです。
使用頻度や使用環境、使用状況などによって大きく左右されるからです。
一般的に、家庭などにおいて使用される場合などでは、３年とも５年とも言われています。
しかし、使い方がハードなら、１年程度でで寿命がくることも珍しくはないようです。

ハードディスクの寿命の前兆はあるのでしょうか。
先に挙げたファイルの読み取りエラーだけでなく、今まで無かったような不自然な音がする、時々異常なほど高温になる、動作音が大きくなる、などがあるようです。
前兆に気がつけば、まだ良いほうです。
何の前兆もなくある日突然プツンとハードディスクが動かなくなる、ということもあります。
重要なデータを扱っているような場合、長くて３年程度を目安にハードディスクを交換したほうが良いようです。
もちろん大事なデータは頻繁なバックアップを心がけましょう。